ほくろについて///mole
横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では皮膚疾患について、患者さんに知っておいていただきたい内容をお伝えいたします。
このページでは「ほくろ」について解説いたします。

症 状
ほくろとは、色素細胞が増えることによってできる良性腫瘍です。医学用語では色素性母斑(しきそせいぼはん)、母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)などと呼ばれます。生まれつきのもの以外にも、子供の時にできるもの、大人になってから生じるものもあります。できるタイミングのほかにも、形や色、大きさに関しても非常に様々なバリエーションがあります。
一般的なほくろの場合、本人がそれを気にしないのであれば除去する必要はありません。見た目が気になる場合は、切除を考えます。自分でほくろを除去するのはとても危険で、痕が残る、悪性化するといった可能性もありますので、絶対に行わないでください。
一般的なほくろの場合、本人がそれを気にしないのであれば除去する必要はありません。見た目が気になる場合は、切除を考えます。自分でほくろを除去するのはとても危険で、痕が残る、悪性化するといった可能性もありますので、絶対に行わないでください。
しかし、ほくろだと思っていたものが悪性黒色腫(メラノーマ)である場合は、注意が必要です。メラノーマは皮膚がんの一種で、
- 直径が6mm以上
- 短期間で大きくなる
- 色が均一でない(色の濃い部分と薄い部分がまじりあっている)
- いびつな形をしている(丸形でない)
等といった特徴があります。
ほくろの状態に不安がある場合は、早めに当院でご相談ください。
ほくろの状態に不安がある場合は、早めに当院でご相談ください。
原 因
メラニン色素を作り出す細胞をメラノサイトと呼びます。このメラノサイトが変質すると母斑細胞(ぼはんさいぼう)になることがあります。この母斑細胞が増殖することでできる良性の腫瘍がほくろです。ほくろが増える原因ははっきりと解明されていませんが、紫外線の影響によってメラノサイト自体が増えることで、母斑細胞の増殖、ひいてはほくろの増殖につながるケースが少なくありません。
また、化学薬品による外傷や日焼けなども、ひどくなるとやけどに含まれることがあります。
日常生活の注意点
大人になってからできたほくろが直径6mmを超える場合は、悪性黒色腫(メラノーマ)が疑われる可能性があります。また、そのほかにもほくろと区別のつきにくい病気はいくつか存在します(脂漏性角化症、血管腫、皮膚線維腫、日光角化症など)。
気になる場合は、いじったりせずに、皮膚科でご相談ください。
気になる場合は、いじったりせずに、皮膚科でご相談ください。
治 療 法
まず、ほくろの状態を確認するためダーモスコピー(dermoscopy)という方法で皮膚を観察します。明るい照明下、無反射条件、10~30倍程度の拡大という状態で皮膚表面や真皮(浅い部分)を観察することで、肉眼ではわかりづらい病変でもおおよそ確認できるようになります。
その腫瘍が良性なのか悪性なのかはダーモスコピーでおおよそ診断できますが、患部を手術して摘出し、顕微鏡で細胞(病理検査)を見て、より正確な判断を行います。 手術(切除縫合法)は、局所麻酔をしてからほくろをメスで切除し、縫合します。約1週間後に抜糸するという流れで行います。 ほくろの中には、まれに皮膚(真皮)の深くまで母斑細胞が存在している場合がありますので、手術で摘出することが基本となります。 。
その腫瘍が良性なのか悪性なのかはダーモスコピーでおおよそ診断できますが、患部を手術して摘出し、顕微鏡で細胞(病理検査)を見て、より正確な判断を行います。 手術(切除縫合法)は、局所麻酔をしてからほくろをメスで切除し、縫合します。約1週間後に抜糸するという流れで行います。 ほくろの中には、まれに皮膚(真皮)の深くまで母斑細胞が存在している場合がありますので、手術で摘出することが基本となります。 。
当院ならではの治療方針
当院には、手術を得意とする皮膚科専門医や形成外科医が所属しています。ていねいで的確な手術を行っております。また、悪性黒色腫を強く疑うような場合は、横浜市立市民病院、済生会横浜市東部病院、けいゆう病院、横浜市立大学病院、慶應義塾大学病院などの連携病院へ責任をもってご紹介しております。

横浜市神奈川区、横浜駅・神奈川駅・東神奈川駅を最寄り駅とする野村皮膚科医院では上記にあげた治療を中心としながら、「ほくろ」の治療を患者さんと二人三脚で選択してまいります。皮膚でお悩みの患者様は一度当院を受診ください。