体のケア
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体のケア

体がかゆい、かさつく、赤くなる、ぶつぶつしてきた…などなど
体の肌トラブルはいろいろあります
当院では、症状に応じた適切な治療とスキンケア指導や生活指導を行っています
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皮膚の働きの基礎講座

皮膚には、大切な働きがたくさんあります

  1. 体を保護する
    外からの圧力や紫外線、細菌やカビ・ウィルスなどから体を守ります
    また、余分な水分が入り込んだり、体内の水分が失われたりするのを防ぎます

  2. 体温を調節する
    皮膚表面の毛細血管が広がったり縮んだりして、体温が上がりすぎたり
    熱が外ににげたりすることを調整します

  3. 感じる
    皮膚に触れたことを感じる触覚、痛みを感じる痛覚、暖かさを感じる温覚、
    冷たさを感じる冷覚があります
    いずれも外からの刺激に対する感覚で、感じることにより体を守ったり、
    心地よさや不快感をもたらしたりします

  4. 分泌排泄する
    発汗により体内の水分のバランスや体温を調整しています

  5. 合成する
    表皮細胞は、皮脂の成分であるコレステロールを合成します
    また、日光と反応してビタミンDを合成して骨の働きを助けています

  6. 呼吸する
    外気とガス交換をして酸素を取り込む働きがあります

  7. 吸収する
    重金属、色素、ビタミンA、ステロイド剤、その他ローションやクリームの成分などは、
    皮膚表面から皮膚のの中まで吸収されます
    軟膏など脂に溶けやすい物質は、毛穴からも吸収されます
トピックス
食べこぼしの小麦やホコリなどが皮膚表面に付着し吸収され、アレルギーの元になることが報告されました
皮膚表面をきれいに保つことは、アレルギー、特にアトピー性皮膚炎発症の予防にもなります
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皮膚にはこのようにたくさんの働きがあります
皮膚がこわされると、汗をうまくかけなかったり、体温調整がうまくいかなくなったりして、
体調になで影響を及ぼしてしまします

きれいで快適なお肌を保つためには

  1. ① セッケンをよく泡立てて、やさしくカラダを洗います
      すすぐ際に、シャワーを強く浴びすぎると肌トラブルのもとになりますので、かゆみがある場合は、
      かけ湯(桶で湯をくんで体にかける)がおすすめです
  2. ② 保湿ケア
      入浴後や乾燥が気になる時には、ボディーローションなど保湿剤をやさしく塗ります
  3. ③ 肌着
      皮膚にあたる部分が、綿やシルクのものは、汗を吸ってくれます
      また、縫い代やタグが肌にあたらないものを選びます
  4. ④ 洗剤
      肌着を洗う洗剤は、セッケン洗剤は刺激が少なくおすすめです

セッケンやスキンケア製品などの選び方も大切です

当院では、病気の症状や肌の状態にあわせたセッケンやスキンケア製品、洗剤、肌着をご紹介しております
診察時にお気軽にご相談ください

体の肌トラブルにはご注意・・

かゆみや肌トラブルを放置すると、夜も眠れないくらいひどくなることがあります
早めに治療をすることが大切です

・皮脂欠乏症

いわゆる乾燥肌ともいわれるものです
皮膚表面の水分や油分が減って、かさかさ乾燥してかゆみがでます
フケやかゆみが生じます

《 治療 》
  • 保湿用の塗り薬
  • かゆみが強い場合は、副腎皮質ホルモン剤の外用や抗ヒスタミン剤の内服
・じんましん

じんましんは、ある日突然おこります
急に皮膚がかゆくなり、かゆい部分には、蚊に刺されたような少し盛り上がった赤い斑点(膨疹)が
ぶつぶつ出てきて、ひどくなると、全身に地図のように広がっていきます
かゆみや赤みは、数分から数時間で跡形もなく消えてしまいますが、また繰り返し襲ってきます
出たり消えたりすることが、じんましんの特長です
食べ物や疲れ、ストレス、風邪などの感染症、内臓の病気などが原因になることがありますので、
じんましんが生じたら、激しい運動を避けて疲れすぎないようにすること、睡眠を十分にとること、
消化の良い食事をすることが大切です
数日繰り返すようでしたら、必ず皮膚科を受診してください
早めに抗ヒスタミン剤の飲み薬等で治療しないと、慢性化して治りにくくなってしまいますので
注意が必要です

・汗疹(あせも)

ここ数年の猛暑の影響もあり、汗トラブルは、子供だけではなく大人も注意が必要です
通常汗は蒸発しますが、大量の汗をかいたり、汚れや肌着の影響によりエクリン汗管が塞がって
しまうと、皮膚表面から外に排泄されずに汗が皮膚の中にたまり、あせもとなります
汗をかいたらままでいると、皮膚表面がざらざらして痛がゆくなり、汗ばんだ時に赤くブツブツかゆく なったりします
汗をかいたらまめに拭きとり、あせも用のローションやパウダーを塗ります
かゆみがひどい場合は、ステロイド外用剤を使用します

汗の豆知識
  • 汗の成分は99%が水。残りは塩化ナトリウム、尿素、乳酸・カルシウム・マグネシウム・鉄・アミノ酸などで、皮膚の保湿効果があります
  • pH5.7~pH6.5の弱酸性で、皮膚の細菌が増えるのを防ぐ役割があります

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